新事業開拓奮戦記

「新事業開拓を任せる」と誘われて20余年勤めた大手メーカーから子会社へ、マーケティングの専門家として出向して3年経ちました。この間いろいろ迷走しながらも、一応の方法論に従って新規ビジネスを立ち上げつつあります。その一部始終をご紹介します。新ビジネス開拓を担うご同輩の一助になれば幸甚です。
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青天の霹靂! (3年前のできごと)
この物語りの出発点です。

今から3年余り前のある日のこと、会社のマーケティング部門の私の直通電話が鳴りました。
「はい、タロパパです」
「Mだけど・・・・・・ 忙しいかい?」
と流れてきたのは日頃から付き合いの深い製造部門のM執行役員の声。
「いえ、暇してますよ。どんなご用ですか?」
「今夜、空いてる?」
「はい、大丈夫です」
ということで、夕方会社の出口で待ち合わせて近くのいつもの飲み屋へ。

先ずはビールで乾杯して、最近何している?などと雑談を言われながらも、どうもM執行役員はいつもと様子が違う。アルコールが回ってきた勢いで、業を煮やした私のほうから
「何か、あったんですか?」
「無いことは、なくて・・・・・・ 実は、今日 S会長に呼ばれてさぁ、俺こんど、子会社のB社の社長をすることになったんだよ」
「へぇ〜〜〜〜〜」 
これはまさしく晴天の霹靂。私自身、部門は違うけれども清廉なM執行役員のファンで、偉くなって欲しいと思っていたし、本人にもその意欲があるのは薄々感じていたので、56歳で子会社に転出するのは本意でないのは理解している。それに、立場も位も違うが、心の通じ合った戦友同士である。
「そうですかぁ〜〜〜〜〜・・・・・(と言ったきり、我ながら、次の言葉が出てこない!)」
<頑張って下さい>は、ちと突き放して冷たいし、かといって<残念でしたね>ではこの場にそぐわないし・・・・・・ 
「それで、B社で何をするんですか?」(我ながら、馬鹿な質問なり)
「俺も暫く前からB社の非常勤役員をやっていて、いろいろ知っているんだけど、今成長の踊り場に居て、いろいろ課題山積なんだよ」
「そうですか・・・・・・」
暫くB社の状況を話していたのですが、そう話が続かずに黙りかけたところ、Mさんがおもむろに
「それで、S会長の後、社長 副社長 専務と挨拶に回ったんだけど、会長からも専務からも言われたのがさぁ、『社長で行って一人で改革するのは大変だろうから、誰か連れてゆきたいのが居たら、一緒に連れて行ってもいいぞ』と言われて、どうしようかと思ってるんだよ・・・・・」
「う〜〜〜〜ん、そうですねぇ・・・・・・」と、私は 何人か思い当たる人を考えながら「やっぱり、開発か技術畑の人ですかねぇ・・・・」  Mさんは日頃酔って「俺には3千人の部下が居るんだぞ」と豪語しているのだからより取り見取りであるに違いない。

と、<あれッ> 何かがへんだぞ。 酔っ払った私の頭で火花が散った! <エッ!> <そんな><げぇーーーーーー!>



「それって、もしかして、私に『一緒に来い』ってことですか?」
「そう、そのとおり!」とMさんの会心の笑みが目の前に有った!

<がーーーーーーーん!> しばし、絶句!

息を飲み込んで・・・・「なぁ〜〜んだ、そうですか、そういうことだったんですか!」
「うん、そう」
「それで、今日はMさんの人生の中で非常に大事な日で、おおごとが有って、そんな大事な夜に、他の3000人の部下を差し置いて、私と飯を食おうと?」
「そういうこと」

「分かりました! 喜んでご一緒させていただきます!」
気付いた時には、口が勝手に喋っていた。
「それで、B社はどこに有るんですか?」
「新○○だよ」
それだと、単身赴任になる。まぁ、いっか〜〜〜。

その晩は、Mさん(現在の私の職場であるB社の社長)の驕りということで、二人で目茶苦茶呑み明かした。タクシー券をもらって午前さまで帰宅したが、眠り込んでいる山の神さまには翌朝も切り出せず、話をしたのは数日経てからでした。



| タロ君のパパ | 新事業開拓 | 15:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
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